7 MEN 侍 佐々木大光くんが振付をした 「BANGER NIGHT / Hey! Say! JUMP」。わたしは、彼の傑作だと思っています。
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以下2021年の夏頃に書いていたものを少し加筆修正しました。
凄い作品に出会ってしまった。
つい最近のYouTubeで大光くんのダンスに惚れて、侍tubeと直近の少クラを見漁って、本格的な沼落ちを確信し始めた矢先に、とんでもないものに出会ってしまった。7 MEN 侍がカバーした「BANGER NIGHT / Hey! Say! JUMP」(以下バンガナ)です。
(「この人のこと気になる!」って思った時には既に頭の中で “大光くんを好きになるためのToDoリスト” が出来上がってて、その通りにしたら見事にちゃんと沼落ちしたって話は、1年後くらいに書こうと思ってる。)
1番初めに見たバンガナは、2020年6月20日のハピライ。大量のファイルの中から探し出した。(自軍出てないのにノリで見た、っていうかながら見してたからあんまり記憶無いやつ。で、いつか誰かにハマるかもって置いてたやつ。)1曲前のサマハニで「大光くんってこんなキラキラアイドル曲もいけちゃうんや……」ってぎゅんぎゅんした。
まずさ、
冒頭10秒のゾクゾクたまらなくないですか???
一発目のドォーン、大光くんの何かを上に投げるような手の動きに合わせて、一斉に顔を上に上げる嶺亜くん以外の4人。そのまま、ポーンポポポーンの電子音(伝われ)で左右の陣営を操作するような手の動き。前を指す大光くんの指が上手を向くと同時に、メンバーもそれを追う。
この、嶺亜くん以外の4人の動きを “大光くんが操っている” かのような冒頭10秒、曲のアクセントとして挿入されている音をしっかり捉えてメリハリをつけながら、コントロールされきった、ある意味スタイリッシュな無駄の無い動きが嵐の前の静けさのようにも感じられるし、何かが始まる気配にゾクゾクが止まらん。
ここで女帝嶺亜くんのお出まし。5人でイリュージョンライズアップ(別名スコーピオンとも言うらしい)で囲うのも良すぎる。全員普通にできちゃうの凄い。ていうか、嶺亜くんが強い。
そして2度目のドォーン。縦1列の絵面が3Dになって飛び出してきそうな、画面を越えて造形を感じさせる一瞬。手首の曲げる角度とか体の傾け具合とか、細部まで拘りが詰まってる気がする。迫力あるしめちゃめちゃ綺麗すぎる。
これこそまさに、
瞬間的芸術作品。
イリュージョンライズアップで円形になってたとこから1列に集結するのも画変わりしてて面白いし。うわぁ、始まる……!って手汗かいてた手のひらぎゅってしたもん()
Aメロからはちょっとカメラワークが惜しいなぁ〜って思っちゃったけど、前から見たら絶対ヤバいやつって確信した。こんぴの腕の出し方がかっこいい。
震えたのがBメロのりねたい。
身体のどこをどう動かせばどう見えるか分かりすぎてる人たちの天才的な踊りやん。
ダイナミックで力強くも、しなやかで惹き付けられる踊りの魅力と色気が半端ない。曲の雰囲気がガラッと変わって、サビへ温度を上げていきたい大事なBメロの初めをこの2人に任せたのが間違いなく大正解。琳寧くんがアップになった時の画も強かったなぁ。
あと大光くんの声と表情がめっちゃエロい。“壊せ” がとにかくやばい壊されたい(やめ)
そして怒涛の激しいダンスパート。音のイメージをそのまま振りに表されてる感じが凄く良い。
そうそう、大光くんのダンスって、
ミュートにしても大光くんのダンス見てたら音が聴こえてくるんです。
カチッと音にはまってるリズムやテンポの正確性はもちろん、ひとつひとつの音を逃さず、的確に表現するから、大光くんの踊りが音を鳴らせてるように見える。たぶん本人はここまで意識して踊ってないと思うし、もうそういう踊り方になってるんかなぁ。それを凄く実感したこの場面。大光くんを魅せるためにあるような振り。凄く良い。
で、この後の
アクロバットの魅せ方が1億点。
琳寧くんのアクロバットって、綺麗で高さがあって、体操の技としてもパフォーマンスとしても、華麗でダイナミックで本当に素晴らしいと思う。それに、ちょっと見逃しがちな助走も着地も、どこをとっても映える手足の動き。たぶんいっぱい研究を重ねたんやんやろうなぁ。美しさを求める体操と、ダイナミックさやかっこよさを求めるアクロバットのどちらも兼ね揃えた “琳寧くんのアクロバット” の全てを魅せるあの数秒間に大興奮。
そして画が強いりねれあのCメロ(?)。他のメンバーが何をしてるか分からんけど、一旦落ち着かせて温度がグッと下がる分、次の場面からのクライマックスに向かう急激なボルテージの上昇がより効果的になる。何度でも言いたいけど、この2人の画が強い。
その後の「退屈な世界〜」からじわじわ熱が上がってきて、ラストの燃え尽きるまで激しく踊り狂う彼らがアツすぎる。けどもうちょっとカメラ引いてくれたらもっともっと良く映るはずやのに……!って思ったりした。
そして最後の“7” 。わたしはジャニーズの色々を見てきて、数字にこだわることの怖さを感じてしまってたけど、この人たちには、何があってもこのバンガナでずっと “7” を作っててほしいなって思った。彼らのことをまだ何も知らないわたしにも、6人の覚悟が伝わってきた、気がした。
ちょっとしんみりしたけど、全ての何が天才って、
振付とフォーメーションチェンジと魅せ方のセンスやと思う。
絶対に目が離せない、瞬きしたくない、一瞬も見逃したくないと思わせる、これ。
見終わった直後、ファンの皆さんはどんな感想をお持ちやったんやろう??って軽い気持ちでTwitterで検索したら、「さすが大光」「大光の振り付け天才」………………
エ゛ッ………大光くんが振付したん………????
びっくり桃の助。頭抱えた。
この人なんなん。どこまでわたしをワクワクさせれば気が済むん。
その後、自分の持ってた少クラとか、友達に借りたけど手元に置いときたくてメルカリで買った裸の少年とか、色んなバンガナを見ました。
特にラスサビ前の一連の流れが凄い。
「退屈な世界〜」で冒頭の操り大光くん再来。そして前列5人が上体を前に倒した後ろから「一度きりの〜」で矢花くんが姿を現す。「常識など〜」のこんぴの周りを回るメンバーの中からセンターで止まった克樹くんの力強い「迷わず叩き潰す Banger Night」。
計算し尽くされたような目まぐるしい画の変わり様が精妙な芸術作品。モンドリアンかな???
ここだけでも白ご飯5杯はいける。
(まだ10代の大光くんに気を遣って白ご飯にしました)
バンガナにリアルタイムで湧いた事がないから評判が分からん(オタクってなんでも天才って言うから)し、これだけ偉そうに語っといてあれやけど、ダンス経験がほぼ無い(チアダンス6年やってたけどジャンルが違うから全然分からん)からこれが本当に凄いものなのかも分からん。
でもわたしは、バンガナは大光くんの傑作やと思う。そういう大光くんの自信も感じられる。
メンバーとか振付師さんのアイディアも入ってるんじゃないかなぁとは思うし、まだ大光くんの振付を語れるほどじゃないけど、1曲を通してストーリー性があるというか、全体像が明確で、ひとつの作品として在るのがわかる。
織山くんと対談でお話してたのが印象的やったけど、
(バンガナの振付について)元々イメージができてて、自分から「やりたい」ってメンバーに言ったと思う。まぁ、無意識で作ったぶん、こだわりとか聞かれたら困るけど(笑)
【DANCESQUARE vol.43】
大光くんの頭の中どうなってるんやろうなぁ。
もっと大光くんの色んな作品見てみたいけど、大光くんはこんなに素晴らしい傑作を生み出した自分自身にビビってるような気がしてる。それか、振付したけど隠してる、とかも有り得そう(笑)
芸能界ってある意味芸術の世界に似てるし、前よりも良いものを、なんて難しいし辛いと思うけど、大光くんの思うもの、好きなものを表現してくれたらいいなぁ、って、勝手に思ったりしてる。
何か全然上手くまとまってないけど、とにかく佐々木大光くんが天才ってことです。
こんなに「バンガナは傑作や!」って騒いでるけど、実はRight movesの方が好みやったりする。今度こっちの “好き!” も叫ばせてもらおうかな。おわり!
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過去の話をするのはあんまり好きじゃないけど、わたしが1番震えたのは、2019年5月10日のバンガナ初披露の少クラでした。
なかなかの長尺を託された7人が、このバンガナに全てをぶつけたような、何かをかけて挑んだような、全身全霊で戦ったような、そんな気合いが感じられた。めっちゃ振り固めしたんやと思うし、もの凄い緊張感やったと思う。(大光くん最初ミスってたもんね笑)それに加えて、衣装もライティングもカメラワークも最高峰で。だからこそ、あの最強の2分半の作品が生み出されたんやと思う。
このバンガナ、メンバーの雑誌での発言も踏まえて、当時の7 MEN 侍の最高傑作だったんじゃないかなと思います。
あと、その頃を知らないわたしが言えることじゃないのは分かってるけど、五十嵐くんって、大光くんの意図を上手く汲み取って一緒に表現してくれる人やったんかなぁとか勝手に思ったりした。大光くんの、五十嵐くんのダンスに対する信頼が見えた気がした。